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Pamin - 痛み評価ツール


4.6 ( 7056 ratings )
의료
개발자: KANSEI DESIGN Inc.
169 USD

・痛みの『強さ』と『周期』を第三者に伝えることができるアプリです.
・凸凹の大きさを自分で変えることで痛みのレベルを伝えることができます.
・凸凹の動きを自分で変えることで痛みの周期を伝えることができます.

◆ 使い方
◇ 痛みの可視化
痛みの「強さ」と「周期」の2種類を,iPadの画面上に表示された凸(トゲ)の形状を持つ3Dモデルに対し指先一本のスワイプだけで直感的に表現することができます.
1)横方向へのスワイプでモデルの凸の大きさが変化し「痛みの強さ」を表現できます.
2)縦方向は反復する凸の収縮速度を調整することで「痛みの周期」を表現できます.

モデルはスムーズに変化するので身体的負荷を最小限にとどめながら自ら痛みを表現しているイメージを持つことができます.

◇ 痛みの推移の可視化
iPad上で個人ごとの痛みの推移をグラフとして確認することができます.またデータを書き出して,Excel・Numbersなどで管理することもできます.

◆ このアプリが生まれた経緯
医療現場において「痛み」の強さを的確に伝えることは重要ですが,主観的で曖昧な感覚量であるため,相手になかなか伝わらないものです.

既存の評価ツールは,笑顔から泣き顔までの中から選ぶツール(フェイス・スケール),や10cmの線上にチェックを入れる(ビジュアル・アナログ・スケール)方法などが用いられていますが,それらは表情や長さなどに置き換える方法です.

しかし,別のものに置き換える手続きは,子どもにとって難しく,上手く痛みを伝えることができない現状があります.そこで,自ら表現しているというイメージを持ち,且つ,身体的負荷が最小限で済む方法を考えました.それが,見ただけで触れたように感じる視触覚モダリティー変換を用いた方法です.
更に,既存のツールは全て痛みの強さだけでしたが,人は「ズキズキ」「ピリピリ」「ズッキンズッキン」というオノマトペを使うことに着目して,痛みが来る周期も併せて表現できるツールを考えました.


◆ 医療の現場から得られた有効性
本ツールは愛知県立大学において「がん性疼痛看護認定看護師」を対象とした評価と,静岡県立どこも病院に入院する小児がん患児を対象にした評価を実施しています(何れも倫理審査委員会の承認を得て実施).
その結果,以下の有効性が確認できました.
1)個人によって異なる曖昧な痛みをそのまま可視化することができるため,看護師など第三者が痛みを直感的に把握できる.
2)高齢者や語彙の少ない子どもに対して有効である.
3)用意された5段階の数字を選ぶのとは異なり,痛みを表現しているという感覚によって第三者に正確に伝えようとする意識が高まり,コミュニケーション・ツールとしての可能性が大きい.
4)痛みの周期は,脈打つと同時に感じる痛みを表現したり,激しい痛みを早い周期,鈍痛などを遅い周期で表現したりと患者それぞれの表現方法が生まれ,新たな指標としての活用が見込まれる.